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160件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2017-06-01 第193回国会 衆議院 憲法審査会 第7号

平成七年の判決では、本邦に在留する外国人に関する指紋押捺制度が合憲とされました。  これらの判例において、最高裁は、さきに述べましたとおり、みだりに何とかされない自由、こういう形で憲法上の権利としてプライバシーを肯定しつつ、問題となった個々の情報の内容、性質と、それを公権力が取得、利用する目的必要性などを総合的に比較考量して判断してきたものと見ることができます。  

宍戸常寿

2009-04-24 第171回国会 衆議院 法務委員会 第7号

この特別永住者の常時携帯義務については、平成十一年の指紋押捺制度廃止などを定めた外国人登録法の一部を改正する法律案の審議においても、衆参法務委員会で同様の附帯決議が付されている。平成十一年の八月十三日の衆議院法務委員会で付された附帯決議を紹介いたしますと、「外国人登録証明書の常時携帯義務必要性合理性について十分な検証を行い、同制度の抜本的な見直しを検討すること。

大口善徳

2006-05-11 第164回国会 参議院 法務委員会 第16号

まず第一点ですが、これは当委員会でも既に御審議されているというふうにお伺いしておりますが、外国人登録における指紋押捺制度廃止した経緯との関係です。  私からは、その指紋廃止に至った経緯について若干述べさせていただきます。  まず、この制度については、立法後、一九五八年の法改正によって、まず在留期間一年未満の者について指紋押捺が免除されました。

難波満

2006-05-11 第164回国会 参議院 法務委員会 第16号

また、日本では、一九九九年、わずか五、六年前の改正によって外国人指紋押捺制度廃止されたという経緯からして、やはり指紋まで取るのは行き過ぎだろうと思っております。  また、それを省令に入れるのがどうかという問題点については、個人識別情報につきましても、当然顔、指紋、それから虹彩、あるいは場合によってはDNAといった、そういったものもあります。

難波満

2006-05-09 第164回国会 参議院 法務委員会 第15号

指紋押捺制度改正廃止趣旨経緯でございますが、指紋押捺制度は、外国人登録制度発足後間もなく、二重登録等の不正を防止するなど、登録の正確を期するため同一人性確認手段として設けられたものでありましたけれども、種々の御議論がありまして、そのことから指紋に代わり確実に同一人性を確認できる手段について検討を行った結果、写真、署名及び一定家族事項登録を複合的に組み合わせるという代替方法により同一人性

三浦正晴

2006-03-29 第164回国会 衆議院 法務委員会 第11号

まず、今回、凍結をしようとする趣旨でありますけれども、そもそも、この指紋押捺制度というものについては、最高裁判決の中でも極めて慎重な考え方が示されています。すなわち、指紋については、性質上、万人不同性、終生不変性を持つということでございますので、採取された指紋利用方法次第では、個人の私生活あるいはプライバシーが侵害される危険性があるというふうに判示されているところでございます。  

平岡秀夫

2006-03-24 第164回国会 衆議院 法務委員会 第9号

また、日本ではかつて、外国人登録において指紋押捺制度がありました。しかし、強い反対運動により、二〇〇〇年までに指紋押捺制度廃止されました。このように、日本では、指紋採取それ自体に対して強い抵抗があります。  指紋採取義務化は、自由権規約七条によって禁止されている品位を傷つける取り扱いに当たります。

鹿野哲義

2006-03-24 第164回国会 衆議院 法務委員会 第9号

今回の法改正では、主目的がテロの未然防止国民の安全、安心、生命を守るという大義名分がありまして、加えて、かつての指紋押捺制度は、聞くところによると、スタンプ方式といいますか、指に墨をつけて十本指とも全部指紋をとるといったのに対して、今回政府が考えているのは、電子的に、先ほど鷲見先生からもお話があったような、要するに指紋のとり方が昔とは違うんだというような議論が出ていました。  

伊藤渉

2005-06-14 第162回国会 衆議院 法務委員会 第23号

山内委員 問題点について研究されるのはいいんですが、指紋押捺制度につきましては、在日の皆さん方関係でそれが随分問題となり、廃止になったという経過もございますので、政府が全く罪も犯していない人に指紋を押すように求め、犯罪者扱いと同視することは人権上大きな問題があると考えるのですが、この点の視点はきちんととらえながら議論されると聞いてよろしいんでしょうか。

山内おさむ

2003-10-09 第157回国会 参議院 法務委員会 第2号

また、指紋押捺制度は、憲法十三条、国際人権自由権規約七条、品位を傷付ける取扱いの禁止に違反するものであり、内外人平等原則規定する同規約二条一項及び二十六条に違反し、憲法十四条の趣旨にも反するとの批判を受け、一九九九年に外国人登録法改正により廃止されたという性格を持っているものです。にもかかわらず、指紋押捺が突然浮上してきて非常に驚いたのですが、極めて問題ではないでしょうか。

福島瑞穂

2002-03-14 第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号

それが今日まで指紋押捺制度が続くということになってあらわれましたし、それから、先ほど私申しましたように、国籍要件を課して、外国人の当然の権利人権を排除するということも長い間続いてきたわけですから、やはりここを、この政治あり方を正していくということ抜きに外国人人権保障ということはあり得ないと思いますし、これは不可欠の問題だというのが第一点です。  

春名直章

2002-03-14 第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号

その際に、この侵略戦争への反省ということと、そして、国際的にも批判を浴びた指紋押捺制度などが続いてきたわけですけれども、そういう排外主義といいますか、政治あるいは歴代政府外国人を差別していくその姿勢こそ、私は、今問われるとき、まだ問われているというように、いろいろな改善はありますよ、ということが原点じゃないか、外国人人権を語る上で。  

春名直章

2002-03-14 第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号

○春名小委員 もう一点、今日的な問題で、指紋押捺制度は今廃止されるということになったわけですけれども、例えば、七九年の国際人権規約の批准、それから八二年の難民条約への加入、こういう流れの中で、社会保障関係は、国民年金、児童諸手当、公共住宅などについてはようやく対象になるというようになった。

春名直章

2000-11-17 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第13号

外国人犯罪者のように扱う指紋押捺制度廃止をされたのはようやく昨年です。自民党の中には、外国人参政権を与えることは国益に反する、こう公言する人もいます。人権保障という観点から見ても、こうした状況を変えることが必要だと考えます。つまり、外国人参政権保障は、外国人の問題であるだけでなく、日本人と日本社会にとっての問題でもある。  

大幡基夫

1999-08-13 第145回国会 衆議院 本会議 第53号

本案は、現在指紋押捺義務が課されている外国人について、指紋押捺制度廃止し、これにかえて署名及び家族事項登録を導入するとともに、登録原票についてその管理に関する規定整備及び一定範囲開示制度を新設し、あわせて外国人負担軽減及び事務処理簡素化を図り、また、特別永住者について、登録証明書の常時携帯義務に違反した場合の罰則を罰金から行政罰の過料に改めようとするものであります。  

杉浦正健

1999-08-13 第145回国会 衆議院 法務委員会 第28号

我々は、外国人登録法の一部を改正する法案については、平成四年の外国人登録法の一部改正の際の衆参議院法務委員会における附帯決議趣旨及び指紋押捺制度廃止など外国人登録制度をめぐる国内外の強い要請を踏まえ、また、出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案については、平成九年に集団密航事件に適正、厳格に対処できるようその一部が改正されたところでありますが、その後も不法入国事件は減少に転じたとは言えない

山本幸三

1999-08-03 第145回国会 衆議院 法務委員会 第26号

黒木参考人 先ほど申し上げましたように、ここ二十年来、指紋押捺制度というのが大変問題になってきておりました。この問題を、部分的には緩和措置がとられてきたわけですけれども、今度の改正で全部廃止するというのは、先ほど申し上げましたが、大変画期的なことでありまして、これを人権侵害であるということでいろいろ運動された方々にとっても、一つのとげが取れたのではないかということで評価をいたしております。  

黒木忠正

1999-07-30 第145回国会 衆議院 法務委員会 第25号

陣内国務大臣 今委員が御指摘になりましたように、国際化時代にあり、また、我が国国際親善あるいは国際交流、こういうものを大事にしていかなきゃいかぬ中で、この外国人登録法の問題についても累次の改善を図ってきたわけでございますけれども、平成四年に改正した際に、永住者及び特別永住者について指紋押捺制度廃止いたしました。

陣内孝雄

1999-07-23 第145回国会 衆議院 本会議 第48号

まず、今回の外国人登録法、以下外登法と申し上げますが、この改正についての評価でございますけれども、平成四年の同法改正の際になされました衆参両院附帯決議趣旨、すなわち、第一に、外国人登録制度目的を明確にする、さらに、外国人人権を尊重して制度あり方を根本的に検討する、そして、五年以内に適切な措置を講ずるという趣旨にかんがみるとき、今回の指紋押捺制度廃止など評価すべき点もありますけれども、いまだ

福岡宗也

1999-05-20 第145回国会 参議院 法務委員会 第12号

しかし、長年の課題であった指紋押捺制度が全廃される、こういう点で私は賛成をいたします。  また、修正案については、その第一と第二について、永住者特別永住者を区別せず、永住者全体について刑事罰をなくすのが適当と考えるのでありますが、修正案は現状の改善にもなっておりますので賛成したいと思っております。  

橋本敦